私のお雛様のことはお話したように今は幼稚園で暮らしています。
この小さなお雛様は幼稚園に送り出した数年後千代さんが私にと作ってくださったものです。
パン粘土のお雛様 ケース以外はすべて手作りです。
ケースの高さ 18cm 雪洞の高さ 4.5cm
緋扇の房 刺繍糸 三人官女のお道具 折り紙
▼ケースから出してみました。
千代さんとの出会い
千代さんは現在90歳、子供の頃から足が不自由でした。性格はとても明るくみんなに愛されていました。
お洒落が上手で学校を卒業後さらに洋裁学校に通い、その後洋裁学校の教師もされていました。
ある時、お花のスタヂオで私と出会いました。スタヂオで交流するうち、家にこもりがちな千代さんに私が「パン粘土」をプレゼントしたそうです。
器用でお人形の大好きなな千代さんはすっかりパン粘土細工にはまってしまいました。
小さなお人形を得意として、テレビにも出演、個展もなんどか開くようになりました。
ある年からお雛様も作るようになり、大好評になりました。
お雛様の話をするうちに、私がお雛様を寄付したことが忍びない、お人形作りの道を教えていただいたお礼にと、手作りの「お雛様」をくださったのです。
小さな、小さなお雛様、わずか3cmあまりのお雛様、一つ一つがすべて手作りです。